一般歯科
食いしばり
自分自身で自覚し、リラックスを心がけましょう。
本来、私たちの歯は、何をしていない時は上下触れ合っていません。
唇を閉じていても上下の歯は軽く離れているものです。
食事や会話をする時は上下の歯と歯が瞬間的に触れ合っていますが、一日の歯の接触時間をトータルすると
平均17.5分といわれるぐらいの短さです。
ところが、何かの作業をしているときや考え事をしている時、テレビを見ている時などに
上下の歯を触れ合わせたままにしている人がいます。
本来かかる力以上の負担をかけ、お口の健康にさまざまな影響が出てくることがあります。
食いしばりの基本的な治療方法は「認知行動療法」です。
自分自身で歯が接触しているということを自覚して、構えすぎず、
無理のない範囲で歯を接触させないようにすることです。
パソコン作業が多い方は、パソコンの画面や、
ご家庭の中ではキッチンや冷蔵庫、勉強の合間に目につくように机の前、
などなど日常生活で目にしやすい場所にシール(食いしばらない等を書いた)を貼るといいでしょう。
気づいたら、ため息をつくように息を吐き、顔や肩の力を抜きましょう。
メモを見て力を抜く、これを繰り返すことで歯が触れ合っていると気づき、
治療しても変わらなかったさまざまなお口の悩みや慢性的な頭痛や肩こりが解消されるかもしれません。